2020年分の申告では、コロナウイルスの給付金の還付申請をしているために、いつ頃、還付金が手に入るか気になる方も多いだろう。
私の所では、アメリカ在住のお客様は2週間から3週間で還付されている。日本のお客様では2カ月を経過してもまだ処理中となっている。電子申告なので3週間以内には還付されるというのだが、日本からでは遅いのだろうか。
一方、電子申告ができないケースでは紙の申告になる。この場合はデータそのものが未処理で、還付状況もわからない。
1年に約1.5億件の個人所得税を処理するIRSの処理では、およそ90%程度がスムーズに行っているようだが、10%はスムーズに行かないようだ。うまく行かない場合は、半年ぐらいまたはそれ以上かかる感じだ。
特にコロナ給付金の還付が絡む場合、IRSはすべて人手をかけてチェックしているという。また、申告書でのマイナーなミスはIRSが直してくれるが、これも人の手によって修正される。また、必要な情報が不足していたら、手紙を出してフォローアップをしなければならない。昨年来、コロナウイルスのためにIRSもテレワークに切り替えたり、溜まりに溜まった未処理の申告書のために業務が追い付いていない。そうした中で、コロナウイルスの給付金の発行も行っている。
個人所得税では6月23日現在、IRSの発表では1750万件の申告書が未処理状態にあるという。こうした状況下では、個人としては待っているより手がなさそうだ。申告書が届いていないのではないかと、重ねて申告をしたり、電話を掛けたりするとIRSをさらに混乱させる結果となりかねない。
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