Tsuchida & Associates日米にわたる国際税務

Tsuchida & Associateshaは日米に渡る国際税務に関する問題を解決いたします。
2021.06.20
情報申告

FBARのペナルティ

2020年のFBARを申告していなかったら、今から動けば良い。申告期限は10月15日で約4か月もある。FBARの延長申請はなく自動延長だ。 この申告を行うべき人が行っていなければ、理屈の上ではペナルティを受ける可能性はある。ペナルティには意図的でないケースと、意図的に申告義務を果たさないケースで2つに分かれる。 ほとんどの場合は、意図的でないケースだ。この場合にペナルティがある場合、その違反について一般的には$10,000までのペナルティを受ける可能性がある。 この違反についてという言葉がわかりにくい。 ①過去5年、10年とか複数年の全部の違反に対しても一つのペナルティ ②その年の単年について一つのペナルティ ③違反のあった一つ一つの情報ごとのペナルティ ④IRSからもらった手紙ごとなど 仮に③で一つ一つの違反の積み上げだと、5口座あれば5万ドルで過去5年だと25万ドルという計算になる。これだとあまりにひどい。裁判に持ち込まれるケースがあり、方向としては②という解釈となりつつあるようだ。 しかしながら、アメリカで生まれてアメリカの市民権を持っているとかグリーンカードを持っていながら、普通の日本人として日本に住んでいる人に機械的にペナルティというのはいかがなものかと思う。 日本に住んでいてもコロナウイルスの給付金はアメリカからしっかりもらい、違反の場合は、日本に住んでいるのでペナルティを免除してほしいというのも違和感がある。 いたずらに危機感にあおられることはないと思うし、反対にFBARやFAFCAを無視をし続けるのも適正ではないと思う。

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2021.06.13
その他

コロナ給付金をもらい忘れた

コロナ給付金(Economic Impact Payments)は、支給される対象者であれば、自分から動くことなくもらえるのが基本だ。2020年には1回目と2回目の支給が行われている。この対象者である人が日本に住んでいても、給付金はもらえる。 第1回目:2020年3月のCARES法で大人1人当たり最大$1,200、17歳未満の子供1人当たり$500 第2回目:2020年12月の追加景気対策で支給された一律$600 ただし、所得制限があり、独身であれば調整後総所得(AGI)が$75,000以下で満額もらえる。夫婦合算では同じく$150,000以下だ。独身では$87,000、夫婦合算申告では$174,000を越えると、給付金が消滅する。 様々な理由で給付金が届いていない人がいる、この場合、2020年の申告で還付申請を行って手に入れる。それも失念してしまった。あるいは申告書を提出していない。 どうするか。2020年の申告書を提出して給付金の申請を忘れた場合、修正申告書を提出して申請することになる。2020年の申告書を提出していない場合は、今からでも申告書を提出すれば給付金をもらうことができる。

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2021.06.06
その他

IRSからの手紙

日本でIRSからの英文の手紙をもらうと、一体なんだろうと思う事が多いはずだ。中身を見ても何のことやらよくわからない。この状態では警戒心があるので気をつけてみるだろう。頭の中でアラームをならしながらチェックする。 IRSは次のような場合にコンタクトする。 税金の未納、不足がある 還付金がある 申告書に質問がある IDを確認する 情報不足でさらに追加情報が必要だ 計算が違っていたのでIRSが修正した IRSの処理が遅れている。もっと時間をもらう その他 勿論、税額不足の手紙を無視したりしていると、IRSから督促状が定期的に送られてくる。 よくわからないのはIRSの手紙がエストニアから来ることがある。封筒にはPO Box7054 14002 Talinn Estoniaとかある。IRSの手紙だから当然、アメリカから発信されるはずだ。とっても怪しい印象なのだが、内容はまともなもの。なぜエストニアなのか理由がわからない。 怪しい手紙はいかにもそれらしい。今だけ特別にお金をもらえるので、口座番号や社会保障番号を教えてほしいとかだったら、当然怪しいと思うだろう。IRSは住所を知っているわけで、小切手を送れば足りる。聞いてくる必要がない。税金の不足があるので、すぐ支払わないとペナルティがあるとし、送金は直ちに電子的に行えと限定があるのもおかしい。IRSであれば支払いの方法がいくつか提示される。 IRSからの手紙は無視をするととんでもないことになる。あわてて反応してもいけない。冷静な処理が必要だ。

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2021.05.30
所得税

子供の申告

扶養している子供でも所得を得る事がある。働いて得る所得もあれば、利子や配当などの不労所得もある。子供だから税金を免除されるという事はないので、子供は自分の申告を行うこととなる。税金も払うしペナルティがあればペナルティも払う。しかしながら、子供がそうしたことを自分でできなければ、代理人が子供にかわって申告を行う。 子供の得る所得は働いて所得を得る場合と、利子や配当などの不労所得を得る場合になる。 働いて得た所得だと2020年の申告では、標準控除が$12,400あるために、この金額に満たない場合は、申告要件を満たさない。この金額を越える場合は子供が申告を行う。 不労所得の場合は、利子や配当が$1,100を超える場合に申告を要する。不労所得については、次のような条件はあるが、親が手続きを行って、子供の所得を自分の申告書に取り込んで申告を行うことができる。 所得は不労所得だけである 所得額は$11,000未満である 子供の源泉徴収や予定納税がない 子供は19歳未満、またはフルタイムの学生なら24才未満である 子供が合算申告をしない等 子供が申告をする必要がなくなるのはメリットだ。しかし一方で親の通常の税額が増加するし、Net Investment Income Taxが増加するデメリットもある。どうするのが合理的かは個別のケースで考えることになる。

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2021.05.23
その他

温度差

IRSの納税者番号(ITIN)発行件数は1年間に約100万件で、ITINが発行されるまでアメリカでは1か月ぐらいと聞く。ところが、日本からITINの申請をした時の時間はとてもそんなものではない。一概には言えないが6か月から1年程度かかっている。外国からの申請となれば慎重なのか、そうではなく外国は後回しになっているだけなのだろうか。 特に、昨年からはコロナウイルスのために、正常時に比べて物事がうまく進まないと思える。現象的には、同時に申請をしたにもかかわらず一方の方は6か月程度だし、一方の人は、さらに2,3か月しても全然音沙汰がない。書類は同じなわけで、ITINをもらっている人もいれば、全く何も反応がないと言う状態の人と併存する。申請する方にしてみれば、なぜこんなに時間がかかるのかとフラストレーションがたまる。 IRSで書類審査をしている人が同一かどうかはわからない。書類の審査に個人差があり、ある人は良しとするもある人はダメとするかも知れない。しかし、審査は同じタイミングで、そんなに大きく時間のずれが生ずることはないだろう。とするならば、もともとある書類は処理され、また別の書類は未処理だからと思える。 IRSは彼らのやり方で書類を処理しているだけに過ぎないだろう。IRSの目から見れば100万分の1件で0.0001%だ。ところが書類を提出している方からは1分の1件で100%だ。いろいろな思い入れもあるはずだ。途方もない温度差がある。 ITINの取得には時間がかかると覚悟した方がストレスがない。

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2021.05.16
所得税

申告期限の延長

2か月前に、財務省とIRSは連邦個人所得税の申告期限を5月17日まで延期することを発表した。時間があって助かったと思っても、もうこの期限が来てしまう。 もっと時間が必要だと言う人には、申告期限の延長が認められる。アメリカに居住している人は、Form 4868を5月17日まで提出して延長申請を行う。延長申請を行う理由の説明は求められない。これにより10月15日まで自動的に期限が伸びる。 日本(海外)に住んでいる人は、もともと2ヶ月の申告期限の自動延長が認められており、6月15日が期限だ。5月17日までに延長申請をしなくても大丈夫だ。日本からは6月15までにForm 4868を提出して延長申請を行うことができる。これにより10月15日まで期限が伸びる。 気をつけなければいけないことは、この申告期限の延長は書類提出の延長をするが、税金の支払い期限を延長するものではない。と言うことは、Form 4868に概算の税金をつけて申告することになる。それにより、ペナルティや金利をセーブできる。税額がゼロならば、書類だけ提出すればよい。 申告をすることにより、税金が還付となるケースもある。5月17日の期限を越えてしまったらペナルティや金利がかかるのだろうか。 ペナルティや金利は、納税額に対してその10%や20%とかという計算になる。還付だから納税額はゼロだ。するとゼロに10%かけようが20%かけようが、ゼロでしかない。ペナルティや金利は発生しないこととなる。 本当にそうなのかと、5年前の申告書を今から提出して、還付金をもらおうとする。これに対しては、IRSは3年を超える期限後では支払いに応じてくれない。2017年分の還付は原則的には2021年年5月17日までとなる。その意味ではペナルティと言えるかもしれない。

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