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延長申請の効果

2023年10月08日

10月16日は申告期限の延長をした場合の申告期限だ。ちょうどあと1週間で期限がくる。何としてもこの期限までに申告を終わらせなければいけない。

さてこの延長申請をして申告をすることは税金の面でどんな影響があるのか。

仮に納付額を$500として、次の3ケースを考えてみる。

① 4月17日の申告期限までに申告をして納税する場合
② 延長申請をせずに10月16日に申告をして納税する場合
③ 10月16日までの延長申請をして、10月16日に申告をして納税する場合

① の場合は簡単で$500を納税する。期限内の申告なので税額$500を支払い、延滞ペナルティ・金利はない。

② の場合は元々の税額に加えて、申告遅れのペナルティ・納付遅れのペナルティ・金利を支払うことになる。大雑把な計算で、それぞれ$500+$435+$15+$28=$980となる。
この6か月で元本$500の倍近い$480のペナルティと金利が発生する。
③ は②に準ずる。
同じ計算で、$500+$0+$15+$15=$530だ。違うのは遅れて申告をしたペナルティがゼロだ。延長申請していると、申告遅れのペナルティはなく、③と②の差は$450となる。

実は②の中に申告遅れのペナルティ$435が潜んでいる。60 日を超えて申告が遅れた場合、申告遅れのペナルティは、$435または税金の100%のいずれか小さい方となる。この場合、$500より$435が小さいので、これがミニマムペナルティとなってしまう。

IRSの年間の金利は7%なのだから、ざっと目安で$500×7%×6か月÷12か月=$17.5程度(2千円程度)のコストなら構わないと思っていたとする。実際は計算式も違って$450(6万円以上)というコストだ。

今年はどうしようもないが、来年からは延長申請を申告期限内に行う事が大事だ。

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