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あわてずに

2023年06月18日

IRSよりこのところレターが来るようになった。コロナウイルスのおかげで倉庫に山積みになっていた申告書が、やっと処理されるようになったからだろうか。よい兆候だと思える。

IRSより手紙が来た場合は、内容がわからないと何もせずに放置しておくことは良くない。あわてることはないので、まずはしっかり手紙を読むことだ。

その手紙には税額の変更(不足・過払い)、さらに必要なデータを提出するようにとか、具体的な指示が書いてある。

何を問題にされているのか、何が必要なのかは手紙を見ればわかる。

例えば、金融機関からIRSと本人に提出されている年間報告書と申告書の内容が異なる。配当や落ちているとか譲渡益が落ちていると言う内容なら、何が正しいのかはっきりした話だ。

納付している税額で相違がある事がある。

例えば予定納税で$10,000納付しているにも関わらず、IRSは納付を受けていないと言うのであれば、納付した時の支払いの証拠を見せればよい。予定納税をしたつもりが実際には納付し忘れていたとか、どちらが正しいのかすぐにわかる。

提出している情報に不足があり、さらにこの情報やFormを提出するように求められていたら、それに従って提出する。

手紙の内容に合意して追加納付をするならその金額を納付すればよい。延滞金とか金利を考えて余分に納付すると、金額が一致しないと受け取りを拒否されることもあるので、きっちりその金額だけを納付する。延滞金や金利がかかるのであれば、さらに納付を求められるので、その時点で納付すれば良い。

もちろん、納付するだけではなく、税金の払いすぎと言うこともあるわけだから、その場合は還付金を受け取る。そのまま受け取れば良いだけなら、何も動く事はない。

白黒がはっきりしていれば議論にはならない。しかし、一方でそのレターの内容に関しては首をかしげざるを得ないものがある。IRSの言っている内容は正しいこともあれば、正しくないこともある。手紙の内容に合意できない場合はIRSに連絡をする。どこがどう違うのか丁寧に説明することになる。

IRSは申告書に記載されている住所あてに連絡をしてくる。住所が変わっているならば住所変更手続きをしっかりしておかないといけない。IRSのレターが旧住所に届いて、自分の手元に届かない。やっとのことで手紙を手にして納付だと、その間の延滞税や金利が膨らんでしまう。たかが住所と軽く考えてはいけない。

行動を起こす必要がある場合は、真摯に処理をすればよい。IRSの手紙を握りつぶしてそのままにすることは、事態を一層悪化させる。行動を起こさなければいけない時は、きちんと行動を起こせばよい。避けなければならないのは、IRSの手紙をそのまま放置してしまうことだ。


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