2022.05.08
その他
何とかならないか
申告関連の仕事をすべて電子申告で処理できるとありがたいのだが、必ずしもそうはいかない。仕方なく郵便局に行ってIRSに書留やEMSで書類を送ることがある。日本からはテキサス州の処理センターに送付する。
あて先はIRSのサイトに次のように書かれている。
Department of the Treasury
Internal Revenue Service
Austin, TX 73301-0215
この住所は、日本で言えば“東京都東京都庁”のような書き方だ。郵便局ではちゃんとした地番がわからないと困るので、きちんと記入してくださいと求められる。United States Postal ServiceはIRSのサービスセンターに、固有のZIPをつけているので大丈夫といってもらちが明かない。
IRSのサイトで地番を探すと次のように書いている。
Austin - Internal Revenue Submission Processing Center
3651 S IH35,
Austin TX 78741
日本からはTX州Austinに送付する。これで大丈夫だろうと思いきや、電話番号が書いていないとダメだという。インターネットで探しまくり、コスタリカの米国大使館で下記の電話番号を発見する。
For Courier Service (DHL, FedEx., UPS, etc…)
IRS 3651 S. IH 35 Austin, Texas 78741
Phone: (512) 460-7948
さて、やっとこれで何とかなると思ったら、あて先は手書きでは受け付けてもらえない。
<米国宛て>
手書きラベルでは通関電子データが送信されないため、引き受けができません。
と言う事で国際郵便マイページサービスに入り、ラベルを作成する。
これでやっとの事で出口に出られると思ったら、国際郵便は配達に時間がかかり、いつ到着するかは明言できないとのこと。
こうして苦労して提出した書類はIRSの倉庫に保管される。コロナウイルスのため、一体、IRSがいつ処理をしてくれるのか読めない。2022年になってまだ1,640万件の個人所得税関連の書類が未処理だと言う。これじゃ、どうみても1年はかかるだろう。戦争のためにさらに国際的な物流が混乱する。コロナウイルス、戦争とその影響は計り知れない。このところ、ごく当たり前だった日常が、実は危ういものに乗っていた脆弱なものかと思えてしまう。
