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申告していなかったら

2016年11月25日

アメリカの税務申告をしなければいけないと思いつつ、申告をしていない方より、相談を受けることがある。1年とか短期間だとまだ簡単なのだが、過去3年とか5年とか申告をしていないケースがある。場合によっては10年以上と言うこともありえる。

なんとなく、後ろめたい気がしながらついつい税務申告を怠ってしまい、なかなか元に戻れないと言うことがある。また、別の場合は、日本にいるのだから、アメリカに税務申告はしなくても良いと誤解されているケースがある。意識的に申告がなされていない場合、無意識にそうなった場合でも、IRSから見れば無申告者ということに変りはない。

もともと、IRSの対応は、とにかくきちんと税金の仕組みの中に、自ら戻ってくることを奨励している。自ら進んで過去の分を申告しても、それなりにリーズナブルな扱いをしてもらうことを期待できる。しかしながら、IRSが無申告を発見し、悪質で意図的だと判断されると容赦ないことになる。

グリーンカードやアメリカ市民権を持っている人が日本に住んでいる場合、全世界所得課税の対象で、アメリカの申告が必要になる。計算をしてみると、税金は発生せず書類だけの提出となることが多い。

延滞税とかペナルティは納税額に対して何%という形だ。納税額がない場合、それに何%かけようとゼロとなる。

また、リファンドになるケースもあるが、これは正当に申告を行う期限から3年を経過すると、請求の期限切れとなり国庫の中に組み入れられてしまう。

過去にさかのぼって申告をする場合、この請求権を失効させることはないため、とにかく、1日も早く申告を行うことが必要だ。リファンドの場合は、申告期限に間に合わないと言うことで、加算税の対象になることはない。

納税額が発生する場合は早く手を打たなければならない。そのためには、過去にさかのぼり所得や経費のデータを集めることがスタートだ。

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